琵琶コラム

琵琶コラム1

琵琶と琵琶法師

琵琶と琵琶法師は切っても切り離せない関係です。
琵琶は弁財天の持ち物であり、この楽器には弁天様の霊力が秘められていると考えられて来ました。
そのためでしょうか?
奈良時代に琵琶が日本へ渡来してからは、寺院の法会で経文読誦の伴奏をしたり、神仏を祀る儀礼にも用いられて来ました。
琵琶コラム7

琵琶と妖かし

琵琶と妖かし。
どんなつながりが…?と思われそうですが、これが結構、あるのです…。
今昔物語集の第二十四巻の中に、「玄象の琵琶、鬼の爲に取らるる語」という話が記されています。
内容は次のようなものです。
琵琶コラム9

琵琶と文学

琵琶がお話に登場する文学は、いろいろあります。
例えば、中国の詩人白居易の長編抒情詩『琵琶行』(816年45歳の作)は、船上で琵琶を弾く零落した長安の妓女の語る哀れな身の上話に、左遷された自分の境遇を重ね合わせた作品。
妓女の琵琶の弾き方に長安、いわゆる当時の都会での音色を聴きとって尋ねてみたら案の定、長安からやって来た(=零落?)女性だった、という設定になっています。
琵琶コラム5

琵琶と弁天様

琵琶を持っている姿の仏様、といえば弁天(正しくは弁財天)様です。
弁天様はもともとヒンドゥー教から伝来した神様です。
サラスバティーという聖なる河を神格化した神様なのです。
その水音を妙なる音に例えて琵琶を持っているのですね。