琵琶コラム

琵琶コラム1

琵琶のふるさと

私の弾く琵琶の起源となった楽器は、ササン朝ペルシアで生まれた「バルバット」という楽器だと言われています。
正倉院に残る楽器には、楽器のネックの部分が曲がっているものと、まっすぐなものの2種類があります。
曲がっているものはアラビアのウード、西洋のリュートと同じ起源の楽器であり、まっすぐなものはインドが起源とされています。
琵琶コラム2

琵琶の種類(東洋編)

日本以外の琵琶というと、中国の琵琶を思い浮かべる方も多いかと思います。
以前音楽シーンを賑わした「 女子十二楽坊 」という音楽集団の中にも琵琶が華やかに参加していましたね。 中国四大美人の王昭君の絵姿にも琵琶が登場します。
中国の琵琶には「漢琵琶」と「亀茲琵琶」があります。
琵琶コラム3

琵琶の種類(西洋編)

日本以外の琵琶の仲間。
今月は西洋に拡がって行った楽器(主にリュート)を追い求めてみます。
古代ペルシャ(現在のイラン)で生まれたバルバットは、アフガニスタン経由で東へ伝わり、東洋では前回のお話のように拡がっていきました。
西へは、アラビアでウードとなって、それが西洋リュート族の原型となって行きます。
琵琶コラム4

琵琶ってどんな楽器?

日本以外の琵琶の仲間。
今月は西洋に拡がって行った楽器(主にリュート)を追い求めてみます。
古代ペルシャ(現在のイラン)で生まれたバルバットは、アフガニスタン経由で東へ伝わり、東洋では前回のお話のように拡がっていきました。
西へは、アラビアでウードとなって、それが西洋リュート族の原型となって行きます。
琵琶コラム5

琵琶と語り物

“琵琶”と聞いて、多くの人が連想するのは『平家物語』、または怪談(小泉八雲著)の中に収められている『耳なし芳一』ではないかと思います。
耳なし芳一の話は、まさに琵琶と語り物の姿を伝えるエピソードと言ってよいでしょう。
読み物としての書物が成立していなかった時代には、物語は“語り物”として琵琶などの伴奏に乗せて語られるのを聞いたものでした。